突然おでこが腫れたけど痛くない…原因は?考えられる病気と受診すべき診療科を解説

「突然おでこが腫れているのに痛くない」

「ぶつけた覚えがないのに、おでこにふくらみができている」

このような症状がある場合、脂肪腫や粉瘤などの皮膚腫瘍が原因になっていることがあります。おでこは皮膚の下に脂肪や骨があるため、さまざまな原因によって腫れやしこりが生じることがあります。

この記事では、突然おでこが腫れる原因、考えられる病気の特徴、受診すべき診療科、当院で行う検査や治療方法について詳しく解説します。

突然おでこが腫れたけど無痛…考えられる病気の特徴と原因

脂肪腫

脂肪腫は、皮膚の下の脂肪細胞が増殖してできる良性腫瘍です。触ると柔らかく、皮膚の下でコロコロ動くようなしこりとして感じられることが多く、通常は痛みを伴いません。ゆっくりと大きくなることが特徴で、数年かけて徐々に大きくなることもあります。

おでこにも脂肪腫ができることがあり、気づいたときにはふくらみとして目立つことがあります。

脂肪腫の原因は解明されておらず、遺伝的要因で多発する家族性多発性脂肪腫症や、ぶつけたり物理的刺激がきっかけで発生する外傷後脂肪腫などもあり、いずれにしても手術で取るしか治療する方法はありません。

粉瘤

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に皮脂や角質が溜まることでできる良性腫瘍です。触ると皮膚の下に丸いしこりとして感じられることが多く、中央に小さな黒い点(開口部)が見えることもあります。

通常は痛みがないことが多いですが、細菌感染を起こすと、赤く腫れる、強い痛みが出る、膿が溜まるといった症状が現れることがあります。

炎症を起こす前の粉瘤は基本的に無痛で症状もなく、ただ膨らみとして認識されるだけの腫瘍である事が多いです。

外骨腫

外骨腫は骨の一部が突出してできる骨性の腫瘍です。

おでこの骨の表面にできると、触ると硬いこぶのように感じられます。皮膚の下ではなく骨の変形によるもののため、動かない硬いしこりとして触れることが特徴です。痛みがないことが多く、徐々に大きくなる場合もあります。

皮下血腫(たんこぶ)

頭をぶつけた際に皮膚の下に血液が溜まると、たんこぶのような腫れができます。通常は痛みを伴うことが多いですが、軽い衝撃の場合には痛みがほとんどないこともあります。

時間の経過とともに自然に吸収されることが多いですが、腫れが長く続く場合には医療機関での診察が必要になることもあります。

無痛でもおでこが腫れたら何科に行くべきか

おでこに腫れやしこりができた場合、どの診療科を受診すればよいのか迷う方も多いでしょう。主に次の診療科で診察を受けることができます。

形成外科

形成外科は皮膚や皮下組織の腫瘍を専門とする診療科です。

粉瘤や脂肪腫などの皮膚腫瘍の場合、診断、腫瘍の切除手術、傷跡のケアまで一貫して対応できるため、形成外科での受診が適していることが多いです。

おでこは顔の中でも目立つ部位であるため、手術の際には傷跡ができるだけ目立たないよう配慮した治療が重要になります。

シワに沿って切開したり、場所によってはZ形成やW形成を用いて傷を目立たない様に工夫して手術を行う事が可能です。

皮膚科

皮膚科では皮膚の炎症や感染症、皮膚腫瘍などの診察を行います。

比較的小さなしこりや炎症が疑われる場合には皮膚科で診察を受けることができます。ただし、手術が必要な場合には形成外科へ紹介されることもあります。

当院で行うできものの検査と治療方法

おでこの腫れやしこりの原因を正確に判断するためには、医療機関での検査が必要です。

当院では、症状に応じて次のような検査や治療を行っています。

生検・病理検査

腫瘍の性質を詳しく調べるために、組織の一部を採取して病理検査を行うことがあります。顕微鏡で細胞を確認することで、良性腫瘍か悪性腫瘍かを判断することができます。

切除による治療

粉瘤や脂肪腫などの皮膚腫瘍の場合、根本的に治すためには手術による切除が必要になることがあります。おでこは目立つ部位のため、できるだけ傷跡が目立たないよう配慮して手術を行います。

まとめ

突然おでこが腫れた場合、脂肪腫や粉瘤、外骨腫などの皮膚腫瘍が原因であることがあります。

痛みがない場合でも、徐々に大きくなる、しこりとして触れる、長期間腫れが続くといった場合には、医療機関での診察を受けることが大切です。

おでこの腫れやしこりが気になる場合は、形成外科や皮膚科などの医療機関で診察を受け、原因を確認することをおすすめします。